お客様事例
お客様事例
2013年12月25日公開
「高い現場力」と「ノウハウを集結した設計力」で多くの自動車メーカーの規格に対応できる設計環境を構築しています。
職人の技術力・匠の技でお客様の満足を
ヤマセイ株式会社は、元々、板金用プレス金型と硝子用のインサート成形(硝子の周りの樹脂・ゴム部分)を中心に、設計から製作および立ち上がりの支援をしてきました。
近年は、射出成形の樹脂金型の設計から製作もしております。割合は、9対1ほどの割合でプレス金型が多いです。部品は、自動車関連のものがほとんどです。
金型の立ち上がり支援というのは、トライ結果が想定していたものと異なる場合に現場で微妙な調整をするのですが、そのお手伝をしております。
国内ではほとんどの金型メーカーも実施していることかと思いますが、ヤマセイでは海外で調達された金型に対しても支援をすることができます。
金型に特化した専用機能と業界のスタンダードCAD
2D CADの時代にCADmeisterの前身であるCADCEUSを導入しました。
自動車メーカーの多くがCADCEUSもしくはCADCEUSベースのCADを採用していたこともあり、あまり選択したという記憶はないですね。もちろん、価格や性能も加味して導入しました。
現在もそうですが、その当時から金型に特化した機能が豊富にあることが大きな強みだと思います。
現場のノウハウと技術力+ITの活用で対応する
国内にある自動車メーカーほぼ全てと取引させていただいております。
自動車メーカーの規格に対して、臨機応変に対応して設計・製作できる体制をとっているのが強みの1つです。
また、金型業界の流れとしては、「比較的簡易な成形の金型は海外で、難成形の金型は国内で」という流れがあり、
その“難成形の金型”に対応する技術でお客様からの信頼をいただいていると思っています。
設計ノウハウが詰め込めるCAD
他のCADと異なり、履歴型(パラメトリック)という点が業務には多いに役立っています。
設計を始めた当初は設計手法が定まらず、結果、出来上がったものがあまりよくないことがありました。
それを改善するために、グループのメンバーで履歴を見直し今後の設計の雛形となるように仕立てます。
グループのメンバーが近くに座っているので、問題が発生したときには、その場で集合して検討するようなことをしています。
こうした検討結果をCADの履歴に組み込み、その後の設計に役立てることができるのがCADmeisterの良いところだと思います。
各メーカーに対応をしているからこそ、データ交換機能に課題がある。
古くからCADmeisterを使っている中でほとんど問題はありません。
あえて言うとすれば、データ交換が課題と言えますね。
お客様へデータを納品する際などに、稀に面の修正が発生することがあります。
他に課題を挙げるとすると、モデリング機能でしょうか。
他のCADのほうが簡単に面が作成できるような感じはあります。
「形状を作成する」という観点であれば、CADmeisterは使いにくい部分があるかも知れませんが、
金型は寸法が決まっている部分が多いのでそれに対する作業というのはCADmeisterはよいかと思います。
あとは、数値が決まっていない部分・検討しながら設計する部分については、改善していただく余地があるかとは思います。
今まで以上にフロントローディング
現状、プレスも樹脂もCADmeisterでの成形性見込みなどはまだ実施していません。
設計段階での見込みなどは多いに必要と感じていますが、設計者の負担増になります。そのあたりのバランスを考えつつ進めて行きたい課題です。
社内で言いますと、今までは専門者が固定的な業務を実施してきましたが、多能工化を進めています。
自分の業務以外の部分を知らなければよりよい作業ができないので、この「多能工化」というのは重要になってくるかと思います。
古くからの良いお付き合いを継続していきたい
昔からお付き合いをいただいており、何かトラブルの際もレスポンスよく対応してもらってます。
配信されるCADmeisterニュースの情報もタイムリーな情報を提供いただいております。
リニューアルされたWebページから質問を出してもレスポンスよく対応てくれますね。
専用コマンドが多くあるので、まだ使い切れていない・知らないコマンドがたくさんあるかと思っています。
そのあたりも今後フォローしていただくとありがたいです。
西日本営業所 広島ESの前田です。
中国・四国・九州地区のお客様を担当させて頂いています。
ヤマセイ様は、CADCEUS時代からのお付き合いをさせて頂いております。
CADmeisterの金型に特化した専用機能と履歴(パラメトリック)をフル活用頂いており、
設計上の問題をメンバー全員で検討するなど、設計ノウハウを詰め込んだ雛形の確立をされています。
また「多能工化」を進められており、個々の専門性だけでなく、幅広く業務を知ることで、設計の更なる品質向上・効率改善に取り組まれております。
今後も、前向きな取り組みに対するフォローや提案など、少しでもお役に立てるよう頑張っていきたいと思います。
さて、写真は我が家の玄関に飾ってあるコレクション棚です。
広島在住ですが、ディズニーの2パーク共通年間パスポートを持ち、春夏秋冬の全イベントに必ず行く、大のディズニー好きです。
鉄道好きな方へ。
ヤマセイ様の最寄り駅の松山市駅の目の前に伊予鉄道「坊ちゃん列車」の駅があります。
通りがかったときに坊ちゃん列車が到着していました。列車はレトロ感たっぷり、車掌さんの制服もレトロ基調でかっこイイです。
少し眺めているとなにやら動きが・・・。終着駅でもあり始発駅でもあるこの駅で列車の向きを変えるのですがそれを手押しでやり始めました。
運行準備もレトロでした。
高校野球好きの方へ。
愛媛県松山市といえば、既に甲子園の常連となった済美高校があります。
松山市駅の近所でしたので見てきました。県内屈指のマンモス校で野球をはじめとするスポーツが盛んな高校だそうです。多くの垂れ幕が掲げられていました。
広島カープファンの私は、「福井優也選手、来年こそはがんばれ!」と思いつつ済美高校を後にしました。
(福井選手は、済美高校卒→早稲田大学卒→広島東洋カープ)
ちなみに、済美高校の校訓は「やればできる」だそうです。
取材担当 田中