ユーザー様紹介

自動車金型のリーディングサプライヤーを目指す

S-TOOLINGは金型業界で25年以上の実績があります。
全世界の自動車メーカーの需要に対応するために、安定、迅速、正確、軽量化を実現しつつ、斬新なチーム及び斬新な製作プロセスで金型量産化をおこなっています。 欧米及び日本の金型製作技術と概念を融合して、自動車金型のリーディングサプライヤーを目指しています。
 
高品質、短納期の目標を達成するために、要員の技術レベルを強化すべく教育を計画的に実行しています。 また、継続的な改善と新概念及び新技術を導入しながら設計技術を向上することにより、製品品質の安定化を追求しています。
 

 CADmeisterを選択した理由

近年、車体の軽量化に伴いアルミ合金及びハイテン材の利用がますます増えています。 これらの素材で発生するスプリングバックや、ねじれなどの問題に対して、CADmeister　Pressでは、見込み変形機能等の有効な機能があるため導入しました。
 
CADmeister導入前は手動で形状を変形していましたが、かなり複雑な力学を考慮しなければならず、大変苦労していました。
CADmeisterでは、変形前にシミュレーション機能で素早く検証することができ、変形作業工数を削減することができました。
 

部品「REINFORCEMENT-FR-SIDE-MEMBER-RR」（フロントサイド補強用部品）の変形例

CADmeister導入前に、トライプレスしたパネルの測定結果です。
苦労して複雑な力学を考慮しながら変形しても、大きな誤差が発生してしまい、何度も繰り返して変形＆トライする必要がありました。

CADmeister導入後、力学的ねじれ見込変形機能を使用してトライプレスしたパネルの測定結果です。
すぐに許容誤差範囲内に変形できるため、作業工数の削減につながりました。

 今後CADmeisterへ期待すること

１．世界的な軽量化需要に伴い、プレス金型で使用する素材は590MPa以上の高張力鋼板及びアルミ板が普及しつつあります。
　　力学的ねじれ見込変形機能群については、詳細な材質特性を参照して、更に信頼性の高い変形面を生成することを期待します。
 
２．3D測定機を利用したリバースエンジニアリングへの注目度が高まる中で、STLを利用した変形に対する期待も高まっています。
　　STLを利用した変形機能の更なる機能拡充を希望します。

 総経理の想い

家業を引き継ぐ際に最も重要なことは、次世代に経験を継承しつつ、次世代に適した業務基盤を確立することです。 自動車金型産業は特殊な業界で、多くの経験値や細やかな作業プロセスが必要です。
 
複雑化する顧客の要求、及び働く人材の流動化という課題に対して、お客様へはサービス品質を向上し、この業界で働く人材には自信を持たせなければなりません。 如何にして顧客とこの業界との関係をWin−Winにできるか。 その方法は一つ。新しいツールを活用して、時代の変化を捉えながら製造プロセスを革新することと、ツールを使いこなす教育をおこなうことで働く人々に自信を持たせ、人材育成方法を確立することです。 CADmeisterは経験値を蓄積することができるツールであり、弊社にとって誇りある良いパートナーであり、我々が学ぶことも多いシステムです。
 
S-TOOLINGチームは楽しく仕事をしていて、そして新しい知識を吸収し、経験を尊重し、価値を創造します。
お客様の最大利益を考えて常に学習する企業文化は、企業生命の永続化につながると考えます。　　（総経理：邱育慧）

 部長の想い

現在の市場動向として、金型開発サイクルはより短縮され、品質要求はより高くなっています。 このような挑戦的な環境の中、継続的に自ら改善改革をおこない、従来の製作方法とプロセスから脱出して、製作プロセス、設備、安全管理を全面改善し、高品質、高効率、楽しい新S-TOOLINGを創り出します。 S-TOOLINGは自動車金型業界において極限に挑戦し、進歩し続けます。　　（部長：彭秀湧）
 

 担当営業より一言

激しい競争環境において、我々は金型技術に対する熱意を持って、顧客価値のあるソリューションを積極的に探しています。 弊社は金型CAD/CAMにおいて20年以上の経験を持っています。 今回CADmeister FORM-EXのSTLを利用した変形ソリューションとお客様のノウハウによって、金型改修の課題解決に成功し、お客様の評価を得ました。
 
担当営業　：台湾代理店　Createwell Corporation　　李 思翰 (Bruce Lee)