UELは2012年から独立行政法人 理化学研究所との融合的連携研究(注1)を通じ、ポリゴン処理技術の研究を行ってきました。
今回、最初の研究成果であるポリゴンメッシュ(物体表面の形状を定義するポリゴンの集合)のデータ簡略化ツールと、
UELが独自に開発したポリゴンデータ編集ソフトウェア(「細分割」、「スムージング」※下記参照)を「型技術者2014 展示コーナー」にて参考出展します。
出展内容
@簡略化 | |
稜線やフィレットなど、起伏が激しい部分は弱くその部分から遠ざかるにしたがって次第に強く簡略化します。(理化学研究所との融合連携研究成果) | |
Aスムージング | |
従来のスムージング方法では、稜線部分が丸みを帯びることやフィレットの径が大きくなる傾向がありますが、 本機能では、稜線を自動認識しフィレット径の変化を少なくするため、元の特徴を保持することができます。 | |
B細分割 | |
ポリゴンを細く分割する際に、周辺のポリゴンを参照した曲面を処理内部で作成することにより、三角形内部のふくらみを考慮したポリゴンを出力します。 (特許出願中:特願2013-097657) |
型技術者会議2014
開催日時 | 2014年6月17日(火)・18日(水) 10:00〜16:30 |
会 場 | 大田区産業プラザPio 〒 144-0035 東京都大田区南蒲田1-20-20 地図・詳細はこちら>> |
主 催 | 一般社団法人 金型技術協会 |
注1:産業界との融合的連携研究制度
理化学研究所の研究者と企業の研究者が一体となったチームを組織し、
基礎研究から実用化研究まで連携して研究開発を推進する制度です。
http://www.riken.jp/outreach/programs/entry/
今回のポリゴンデータ編集ソフトウェアの「簡略化」機能は、
本制度の計測情報処理研究チームによる研究成果に基づき開発されたものです。