CADmeister

お客様事例

2011年1月11日公開

グローバル進出におけるCADmeisterの活用

日本のノウハウを活かして、グローバル進出そして金型世界トップ企業を目指します!
CADmeisterは最適な道具の一つ

会社概要
広州艾帕克汽車配件有限公司
http://www.apac.com.cn/
所在地
中国広州市経済技術開発区東区駿業路172号
代表者
董事 総経理 洞 秀明
設立
2002年10月25日
主要株主
高尾金属工業(株)、菊池プレス工業(株)
事業内容
自動車車体骨格部品及び金型の製造(ACCORD、ODYSSEY、FIT、FIT SALOONの主要車体骨格部品)
董事 総経理 洞 秀明氏 (写真 左)製造部 模具科 副部長小林 裕幸氏(写真 右)

 ユーザー様紹介

中国市場に根ざした自動車部品サプライヤー
自慢のQCD管理で顧客の期待に応え続けます

広州艾帕克汽車配件有限公司(APAC)は、高尾金属工業(株)と菊池プレス工業(株)の2社が各50%を出資し、2001年10月に設立されました。 親会社によるグローバル(中国、タイ、アメリカ、カナダ、イギリス、ブラジル)展開の重要拠点として、 最新鋭の技術や設備を導入し、高品質・高性能な自動車車体の骨格部品の生産と供給を行っています。
創業以来、「中国市場に根ざした、世界TOPレベルのQCD体質の実現により世界の顧客、地域、株主の期待に応え続けることを目指す」の理念で、 全社員一丸となり企業活動を続けています。
 

 CADmeisterを選択した理由

日本本社で使われているCAD/CAMを導入、ノウハウを活かす

洞氏は、CADmeister導入の理由を以下のように語ります。
 

「2001年に中国広汽ホンダの要請で、APACは日本独自出資の形で中国に進出しました。 当時、必要な金型や溶接設備・溶接冶具は全て日本から調達し、3年間は量産のみを行っていました。
その後、自動車増産の流れの中で、プレスもトランスファ、プログレなど自動化にシフトするとAPACも設備投資を開始し、 2005年から2007年には自動化量産体制に入りました。
2005年以降は、中国自動車産業が大きく躍進し、広州にも大手日系メーカーが多数進出してきました。
コスト競争が激しくなり、勝ち抜くためには金型の現地調達が必要となり、金型事業の立ち上げを2006年頃から検討し始めました。
金型作りの基本である3Sからやり直さないといけない状況でしたが、2007年には工場建設に至りました。
 
ただ素人の中国人従業員と金型をどう作っていくかが悩みの種でしたね。
 
そこで、人間一人一人が持つ『技術』には依存せず、データを中心とした金型作りをしなければ、事業は立ち上がらないと考えました。
幸いにも、日本の親会社がCADmeisterを使用していたので、同じ仕組を丸ごと取り入れることにしたのがCADmeister導入の一番の理由です。 身近に培ったノウハウがあったわけですから、そこから事業を立ち上げることにしました。ユニシスの現地サポートも大きな選択理由の一つでしたね。」

 CADmeisterの活用及び導入の効果

日本の親会社と同じCAD/CAMを採用し、金型事業の早期立ち上げに成功!
日本と同じスピード、同じ品質の金型を作ることができます

現在APACでは、CADmeisterの Form(プレス見込み変形)Press-SIM(簡易成形性解析)FMCAM(フルモールドCAM)Die-Stacker(鋳物型構造部用CAM)レーザー(3次元レーザー加工システム)などのモジュールを使用しています。 CADmeisterの活用状況に関して、小林氏は言います。
 

「現在ソリッド設計はCATIA、解析はJSTAMP、形状面モデリングはCADmeisterを使用しています。
最近ハイテン材を使用した部品が多くなり、見込みがネックになっています。 何ミリ見込めばいいかは経験にもよるので、見極めは一番難しいですね。 Formの面見込み機能を使用することで、見込みはかなり楽になりました
 
現地の金型メーカーにはそんなノウハウは無く、金型製作後に手で直す場合が多いです。
 
発泡の設計・製作はFMCAMを利用し、総削りデータの作成から発泡の加工組み付け・仕上げまで行います。 鋳物は外注しており、一次加工はDie-Stackerで行っています。
 
中国での立ち上げ時からDie-Stackerを導入していたので、順調に無人加工を実施できたのはメリットだと思います。 レーザーに関しては、製品の展開ブランクの確認やトリム型ができるまでの対応として、レーザーで3次元加工を行いトリムパネルの加工をしています。 レーザーなどのオプション機能もCADmeisterと揃えることで、データ交換での出戻りもなく、メリットがあると言えますね。
 
日本の親会社と同じ環境で金型事業を開始したことで、立ち上がりはとてもスムーズでした。 日本と同じスピードで同じ品質の金型を作ることができるようになりました。」

 今後CADmeister・UELへ期待すること

これからAPACはサポート「される」側から「する」側へ
UELにはシステム・ナレッジ・人材育成の側面からサポートをお願いしたい

「中国の金型市場はローカルメーカーも多く、コストも安いことからますます競争激化が予想されます。
これからは中国国内だけではなく、グローバルな視点で金型事業を考えていかなければなりません。この動きは現在急速に起きています。
今後は中国が各国に金型を供給する役割を担っていくと考えています。
そのためには、事業立ち上げのために置き去りにしてきた、人間固有の『技術』も、ある程度強化していかなければなりません。
 
日本からは金型設計ノウハウの構築方法と人材育成方法を支援してもらいたいです。 システム面では品質解析をすばやく実行し、その結果から適切な金型の形状データの作成へと連携する機能がほしいですね。 CADmeisterには、そのようなCAD/CAMシステムになってほしいと望んでいます。」
 
「日本では、ユニシスとユーザが一体となって研究会を実施していますよね。 中国では、他社の動向をなかなか知りえないので、中国でも研究会があれば、他社の方々と情報交換ができる良い機会になるので、ぜひ開催してもらいたいです。」

 今後の展望、抱負

シフトする金型市場に柔軟に対応し、中国から世界へタイムリーな金型供給を目指す

中国に赴任されてから苦労したこと、そして今後の展望を洞氏に伺いました。
 

「2005年に現地に赴任した際には、さまざまな困難に遭遇しました。
電力供給は日本の半分程度しかないし、慣れない高温多湿の気候、そして日中間の社会問題など日本では想像もつかないことばかり起きました。
そして何より「素人で金型が作れるのか」という不安がとても大きかったです。
当時、中国でのものづくりは、量産・人海戦術向けの設備でしたし、タンデムプレスが主流でしたから。
ですが、私は木型から現代に至るまでのものづくりを見てきた生産技術の出身ですから、業務プロセスも必要な情報の入手方法も知っていたんですね。 その点では、日本での人脈や信頼関係があったからこその今と言えます。
今後はグローバルな生き残りをかけて、武漢の工場も設備を整え、金型供給能力を高めていきたいですね。」
 

「もの」は「見て・触る」

「立ち上がりは順調でしたが、ここ3年間で課題も浮き彫りになりました。
素人が最新システムを利用することは本当の意味での「人材育成」になっているのだろうか? 「仕事」ではなく「作業」になってしまっているように思います。 製品をレーザースキャンで測定してカラーマップを出すことが「仕事」だと思っている。
自分たちが作った実際の製品を「見る・触る」ということをしていないんですね。 柔らかいのか固いのかさえわからない。 そこには何のノウハウもないんですね。
 
グローバル化を目指しつつも、ものづくりの原点を忘れないようにしたい。 システムを「いい道具」として使っていきたい。社員にはこんなことを考えて「道具」を使って欲しいですね。」
 

 担当営業より一言

グローバルビジネスセンターの馮です。
中国の上海から広州までの地域を担当してから3年目になります。
APAC様を担当させていただいてから2年目になりますが、大変お世話になっております。
毎回洞様を訪問するたびに、斬新な理念や、経営者としてのやり方などを教えて頂き、とても勉強になります。
今後もAPAC様のご期待に応えられるよう、現地ご提案、現地サポートに頑張っていきたいと思います!
 

この写真は今年中国広州で行ったCCW(グローバル代理店会議)の際に撮りました。
姿勢もスコアも悪く170以上になりました・・・(汗)
広州は想像よりとても環境がよい地域だと思います。
 
海外進出のお客様がいらっしゃいましたら、いつでも現地のご紹介、ご提案、サポートが可能です。 ご連絡ください!!

 編集後記

中国は華南に位置する第三の都市、広州。 古くから貿易で栄え、現在は深圳、珠海といった経済特区を抱えて活気づく街です。 11月には広州アジア大会も盛大に開催され、世界的にも注目されています。
中国金型市場の動向は日本のCADmeisterユーザー様も非常に関心を持っていらっしゃるので、今回インタビューできましたこと、深く感謝いたします。

営業・馮くんの、一生懸命だけどジャパニーズチャイニーズな原稿を日本で必死に解読しているワタクシですが、馮くんから何もお土産はありません。
というわけで、珠江ビールをリクエストしておきます(^^)v よろしく!
 
 

取材担当  土田

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