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お客様事例

2011年8月30日公開

SOLIDAIDmeister(ソリッドエイドマイスター)の活用とその効果

SOLIDAIDmeister(ソリッドエイドマイスター)を利用することで、コスト減・不具合減・短納期実現。
さらには、シミュレーションを活用することで設計したデータの信頼性を高めることを実現。

会社概要
協立設計サービス株式会社
所在地
静岡県富士市岩本840-1(本社)
代表者
代表取締役 中澤 洋已
設立
1982年12月
事業内容
各種金型設計、自動化工具設計、製作、部材加工、NCデータ作成
代表取締役:中澤 洋已 氏,NCデータ係_係長_後藤   章 氏,設計担当_井出 浩司 氏,設計担当_須藤 智昭 氏

 ユーザー様紹介

2D中心の搬送部品関連業務を3D化

元々、プレス金型の設計事務所として立ち上げた会社で、当時は型の全工程分の設計を請け負っていました。 その後、データの3D化が始まった2001年頃からCAD/CAMと工作機械を設備し、NCデータの業務を手がけるようになりました。 主力となっている搬送システム部品/自動化工具部品の設計・製作については、1992年頃から手がけておりますが、やはり2001年頃の同時期に3D化しました。 搬送システム部品などの設計・製作は、金型設計とは異なり相変わらず2Dの世界でしたが、 設計した金型の3Dデータをそのまま搬送部の設計・シミュレーションに持っていくことで3Dの利点を出しました。
今では、自動車メーカ様より、「搬送部は協立設計サービス」という、ご指名をいただけるようになりました。

 CADCEUS・CADmeister導入前の悩み、選択した理由

お客様が利用しているCADであり自社業務に適合したCADmeister

弊社は、CADCEUSのUNIX時代から利用させていただいていますが、当時はソフトもハードも非常に高く、 弊社のような企業では導入が非常に厳しく、導入してもまだまだ3D固有の仕事はありませんでした。 しかし、2001年頃から「コストダウン・不具合撲滅・リードタイム短縮」を旗印に、取引先様から3D化のお達しがあり、それをきっかけに導入しました。 以前から3D化には抵抗感は全くなく、むしろ少し先行して3D化の取り組みをしていましたが、 3Dの向け仕事が無いということで本格的に業務に適用できていませんでた。
3DCADを導入する際のCADの選定ですが、主要な取引先様がCADCEUSを使っていましたので選定にはあまり悩むことなくCADCEUSを選択しました。 「金型設計用CAD」というといくつかありますが、行き着くところCADCEUSという判断は間違っていなかったと思います。
その後、CADmeisterへ移行、さらに、SOLIDAIDmeister(ソリッドエイドマイスター:以降、SAM)を導入をしました。

 SOLIDAIDMeister導入後の結果・メリット

自社業務向けのカスタマイズでコスト削減

よく言われる「3D化によるコストダウン・不具合撲滅・リードタイム短縮」ができています。 これに加えて、SAMの機能を利用し、“(特定の)自動車メーカ様向けの搬送部品の3D図面化システム” をUELと共に開発しました。 これにより、従来の設計工数が半減しました。 簡単に言うと、必要な設計寸法を入れると加工に必要な簡易図面や加工指示書が作成される仕組みです。 もちろん、不具合や情報伝達不足もほぼない状態となりました。 また、SAMで搬送シミュレーションを行い、その結果とともに設計データを自動車メーカ様にお渡しすることで、 より信頼度が高く、より問題の少ない仕事ができるようになりました。 その結果、自動車メーカ様からは「仕事を出しやすくなった」との評判もいただき、 現在では、自動車メーカ様の搬送部関連については多くの仕事をいただくようになりました。 SAMはビューワのみの無償版もありますので、必要に応じて利用しています。

 今後CADmeisterへ期待すること

設計・シミュレーションの完全一体型ツールであって欲しい

SAMはまだまだ発展途上・展開途上なので、今後も利用者の声を反映させた開発を進めてほしいと思いますし、 もっとPRして他社にも利用していただくようにしてほしいです。 それにより、より良いSAMになると期待しています。 機能でいうと、現状1つの金型の搬送シミュレーションしかできないので、 出し入れを考慮して2つの金型での搬送シミュレーションができるようになれば良いと思います。 また、SAMの操作性という面では、CADmeisterとは少しコマンド体系が違うので、たまにCADmeisterとSAMと混同してしまうことがあります。 これが同じコマンド体系になる、さらに言うと、、CADmeisterの1機能としてCAD/CAMに一体型のシミュレーション機能になってくれると良いと思います。 CADmeisterの本体としては、データ交換が速く正しく取れるとありがたいです。 最近、中国からのデータなどを取り込むときに時間がかかったり、取り込んだデータの修正が多かったりします。 ここは非常に無駄なコストであり、お客様から費用をいただけない部分なので改善されることを期待しています。
 
他には、CADではありませんが、担当営業兼担当SEという現在のSREの仕組みは、弊社にとってよいと思っています。 技術的なことで困ったときにも相談できる営業さんということで、これからちょくちょくお呼びたてしたいと思います。

 ユーザ様としての今後の展望、抱負

先ほどお話した“特定の自動車メーカ様向けの搬送部品の自動設計システム”を汎用性を持ったものにして、 どの自動車メーカ様にも対応できるような仕組みとノウハウを組み込みたいと思います。 あとは、主力であり特化している搬送部の業務をもっと広げて、ロボットシミュレーションなどもできるようになれば、 金型の作成データから製品が生成されるまで一貫したバーチャルファクトリーができるようになります。 そういったときにも、UELにお手伝いいただければありがたいと思っております。
 

 担当営業より一言

こんにちは。三島エクセルステーションの松岡です。
2011年5月より三島ES配属となり、静岡東部地区を担当しております。 営業としては新米で不安も多かったのですが、お客様は親切な方が非常に多く、ホッとしております。
静岡東部地域にはプレス金型設計・製造のお客様が多く、協立設計さんもプレスのパネルの搬送自動工具製造というプレス関連の企業です。 インタビューにもありますが、協立設計さんには昨年度、前任者がSOLIDAIDmeister向けのカスタマイズを受注、納品し、非常に効果的に活用いただいております。 今回その話を聞けて、うれしく思うと共に、今後も良い関係を継続したいと感じました。
 
写真は、今年の夏に茨城県のひたち臨海公園へROCK IN JAPANフェスという音楽イベントを見に行った時のものです。 ROCK IN JAPANフェスは3日間あるのですが、1日につき5万人以上もの入場者がいるんです。 真夏の野外で一日、音楽と人波と強すぎる太陽の光に包まれてきました。

 編集後記

今回、記事として書ききれなかったのですが、中沢様の「野望」を少しお話していただきました。 ご本人様は「野望というか無謀というのか・・」とおっしゃっていましたが、それをフォローし実行している現場の方々への信頼、 そして、現場もそれに応えている、といった感じがとてもよく出た良い社風だと感じました。
 

さて、“ご当地グルメ/お土産シリーズ“になりつつある編集後記ですが、今回はB級グルメの発祥とも言われる、富士宮やきそばのお店で昼食をとりました。 「たかが、焼きそば」なのですが、「予約をしないとなかなか入れない」との情報もあり、担当営業が予約をしてくれていました。 さすが、繁盛店ということもあり、おいしい焼きそばをいただくことができました。 聞くと、お台場や川崎に支店もあり、コラボ商品として即席メンも売っている超有名店でした。 がんこ風の店主自ら目の前で焼きそばを焼いてくれました。
 

それと近くの浅間大社で担当営業が売り上げ倍増を祈願している写真です。神頼み中。。

取材担当  田中

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