お客様事例
お客様事例
2013年3月29日公開
CADmeisterはビジネスにおける強い武器であり、新たな開発における相談相手でもあります。
新しい視点からモノを造っていく
他社とは違う付加価値のある金型を提供
有限会社シバ金型は、自動車産業を始めとして、電力関連部品、農機具など幅広い分野のプレス金型を製造しています。
厳しい時代を生き抜くためには、他とは違った考え方、新しい視点からモノを造っていくことが大切と考えており、
特許を取得した丸パイプへの360度複数同時穴抜きの新工法開発は、そのプロセスの一環でもあります。
また、小規模な町工場ならではの小回りのよさを活かし、カーボンファイバーといった新素材の絞り加工の研究など、
常に新しいことへの挑戦に積極的に取り組んでいます。
専務取締役の芝 世志造氏は自信をもって語ります。
「一般的には難しいと言われている新素材への加工も、私たちが持っているノウハウや技術があれば短時間で加工できます。
シバ金型は、独自のノウハウを金型へ盛り込み、他社とは違う付加価値のある金型を提供することができます」
CADmeisterとはビジネスをスムーズに進めるための強い武器であり、ひらめきを形にするための相談相手
シバ金型様では、CADmeisterの前身であるCADCEUSの頃から3次元CADを導入していただいています。
過去の事例や、業者間の評判を参考にしてCADCEUSを導入することに決めたそうです。
その後CADmeisterへ移行したことでCADCEUS独特のファイル管理がなくなり、それまでネックになっていたデータの授受がスムーズにおこなえるようになったと話してくれました。
また、CADmeister導入の効果を芝氏は次のように言います。
「取引先との打ち合せのとき、話している内容をその場でCADmeisterで3次元形状にしていきます。
すると、架空の話だったことが現実のモノとして見られるようになるため、説得力が増し、話がよりスムーズに進みます。
さらに、そこで作ったCADデータを加工に回せば、極端な話、次の日には納品物ができあがっています。
CADmeisterは加工のしやすいデータを簡単にモデリングすることができるため、ビジネスをスムーズに進める強い武器として活用しています。
また、CADmeisterは新しいことを開発するときの相談相手でもあると話します。
「3次元空間を頭でイメージして、その中で部品を組み立てたり、形状を考えたりするだけでは途中で行き詰ります。
しかし、頭の中のイメージを全てCADmeisterへぶつけていくと、イメージしたことが3次元形状としてどんどん具現化されていくので行き詰ることがありません。
このように、直感的な思いつきを即座にCADmeisterで形にしていくことで、不可能だと考えられていた丸パイプへの360度複数同時穴抜き工法といった新開発も、
短期間でおこなうことができました。私にとってCADmeisterとは、ひらめきを3次元空間上でどう形にしていくか、アドバイスをしてくれる相談相手でもあります」
今ある機能をブラッシュアップより人に近づいたサポートを期待
「機能は十分満たされているので、今後新たな機能を開発するというよりは、今ある機能をブラッシュアップしていってほしいです。
たとえば、CADmeisterをバージョンアップすると設定が初期状態に戻ってしまいますが、バージョンアップ後も今までの設定を維持することができるとか、
保存のスピードが向上するとか、そういった細かなところを改善してほしいです」
またサポート体制についても次のようなご要望があるようです。
「メールマガジンなどで情報が送られてきても、なかなかゆっくり読むことができません。
技術的な話はSEの方に来てもらって直接話を聞きたいです。より人に近づいたサポートを期待しています」
CADmeisterユーザーとのネットワークを広げていきたい
「いまやっていることをさらに拡大していきたいと考えています。
しかし、シバ金型は少人数でやっているため事業を拡大していくにも限界があります。
そこで、こういった場を利用してシバ金型を多くの人に知ってもらい、業界内での横のネットワークを広げていき、
手が足りないときには、他のCADmeisterユーザーさんに仕事をお願いできたらと考えています」
中部営業所の曳野です。
愛知県・岐阜県のお客様を担当させて頂いております。
シバ金型様は、CADCEUS時代からのお客様です。
芝専務様の直感的な思いつきを、CADmeisterで形にして頂いてますが、CADmeister開発計画に、操作性の改善を予定しています。
この改善で、より一層ダイレクトなモデリングをして頂き、良きパートナーとなって頂きたいです。
今後も少しでもお役に立ちたいと思います。
シバ金型様は少人数の小さな会社ではありますが、世間も驚くような高い技術力を持った会社です。その秘訣はフットワークの軽さのようです。
「思いついたら即実行」それは小さい会社だからこそできることだと芝専務は話してくださりました。
腰の重い私は、その姿勢を見習わなければとつくづく思いました。
さて、今回は岐阜県各務原市へ行ってきました。社長と専務に「各務原の名産は?」と伺ったところ「各務原キムチ!」と教えていただきました。
各務原キムチの一番の特徴は「にんじんと松の実」がはいっていることだそうです。
芝社長も、ご自宅で自らキムチを作っているとのこと。地元の方たちにとっては身近な存在なようです。
取材担当 谷川