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お客様事例

2016年8月23日公開

世界品質のプラスチック金型を提供するために

パーツを組み合わせて設計する手法で、高効率な設計を実現しています。

会社概要
コヅカテクノ株式会社
http://www.kozuka-t.co.jp/
所在地
愛知県名古屋市港区宝神1丁目155番地
事業内容
プラスチック金型の設計
 

 ユーザー様紹介

プラスチック金型のスペシャリストとして、
ソフトとハードが一体になった生産体制で世界品質の金型を提供。

コヅカテクノ株式会社は、プラスチック金型および関連技術のスペシャリストとして50余年の実積を重ね、めまぐるしく変化するニーズに対応し今日に至ります。 美しい型は人を快適にし、機能的な型は新しいパワーを生み出す、という信念のもと、力強く、柔軟に進化しつづけています。 多様化、高精度化するプラスチック金型のニーズに応えるため、最新鋭の大型精密機械の加工、仕上げ、組み立て、調整などトータル・システムによる総合工場が活躍しています。 CAD/CAMシステムを始めNC加工機、大型成形機などソフトとハードが一体となった生産体制により世界品質の金型を提供しています。

 CADmeister導入経緯と効果

カスタマイズと操作性の良さ

現在CADmeister7台体制でプラスチック金型設計をおこなっています。 自社の設計手法に合わせてカスタマイズできるシステムであることが、導入の決め手の一つだったようです。
 
コヅカテクノでは、非パラメトリック(コマンドの実行内容や手順の履歴を持たない環境)で、 複数の標準的なパーツを変形して組み合わせて一つの型を設計しています。 ファイルに親子関係は持たせず、一つのファイル内に全ての部品を入れています。そのため、よく使う機能は、立体の変形や面の延長、移動のコマンドとのこと。
 

設計担当者は、「平行移動コマンドは、当社の設計方法に合わせてカスタマイズしてもらったのでとても使いやすく、型設計に欠かせないコマンド」と言います。 また、立体を押し出したり、勾配を掛けたりして変形する機能は、「Easy_Modelingコマンドにより、直感的に操作ができ、 設計時間の短縮に繋がっている」ようです。
 
 

また、UEL主催の技術交流会(地域ごとにユーザ様が集まって、CADmeisterの活用例を議論する会)に参加されたことで、 設計の幅が広がったと言います。
「どうしても自分が知っている機能ばかり多用しがちなのですが、技術交流会では他ユーザ様の具体的な設計手法を知る事ができて参考になりました」
 

 CADmeisterへの今後の要望

型の固定側と可動側はそれぞれ別の担当者が設計し後で合体させているため、「干渉など、合体した時に初めて分かる不具合がある」と生産技術課の水谷課長は言い、要望として「他の人が設計しているデータを随時チェックできること」を挙げます。
 
図面作成に関しては、「部品数が200〜300個あるところ、風船番号を手入力し風船位置も手動でレイアウトしているので、 これらを全てシステムが自動でおこなって欲しい。 また、型が変わっても、寸法を作成する位置はほぼ同じです。システムが自動学習してくれると良いのですが・・」と自動化を希望します。
 
CADmeisterCAMへの要望として「機能としては、ほぼ出来上がっていると思います。 あとは、加工機のことが詳しくなくてもNCデータを出せるような操作性と、 2Dで補正をかけながら斜めの線が削れるような2.5軸加工の実現を期待します。」と言います。

 今後の展望

CAD/CAMをCADmeisterで一本化して効率化を図りたい

現在CAMは他社システムを使用していますが、CADデータを取り込む際のデータ変換時間、面抜けに対する修正作業がネックになっていることもあり、 「更なる効率化を図るには、CAD/CAMシステムをCADmeisterで一本化することが必要」とCAM担当者は今後のビジョンを語ります。
 
「海外の仕事も3割位ある中、受け取った型図のデータを取り込むと全て同じレイヤに取り込まれてしまうため、レイヤ分けする作業が発生しています。 元のレイヤ情報を引き継いでくれると助かります。 また、CADmeisterには、もっともっと有名になってもらいたい。CADmeisterがもっと普及すれば、データ交換等にかかる作業も減るのでは無いでしょうか。 また、作業者の立場からすると見た目よりもとにかく1秒でも早く動くような軽さを求めます。CADmeisterが、より良いシステムに進化していくことを期待しています。」

 担当営業より一言

コヅカテクノ様を担当させて頂いております、中日本営業所の渡辺です。コヅカテクノ様とは18年程のお付き合いになり、大変お世話になっております。
 
コヅカテクノ様は自動車のコンソールボックスなどの大物樹脂金型を製作しており、一度成形トライの立会いを見学した時の衝撃が忘れられません。 背丈ほどある金型の中に作業の方が入りメンテナンスされているのを見て、もしも・・・を想像したらとゾッとした記憶があります。
 
女性も活躍されていて、設計では構想から詳細設計まで全てこなします。 現場へ出向く姿もよくお見かけ致しますが、めちゃくちゃカッコイイです。(すいません女性に使う表現ではないですね!) コヅカテクノ様のソリッド設計が独特なスタイル(企業機密です!)で、3Dで金型組図を仕上げていきます。 ここまで標準コマンドを使いこなしているお客様は見た事が無いくらい色々なコマンドを使って設計されています。 最近は設計完了後の設計変更時についてご指摘を頂いておりDIRECT DEFOMER機能で巻き返しを図っている最中です。(水谷課長は納得いってませんが。。。) これからも、今まで通り末永くお付き合い頂れば幸いです。
 
P.S インドネシアに赴任された与那嶺さんお元気でしょうか?何処かでお会い出来る事を楽しみにしております。
 
写真は、先日金型工業会中部支社主催のソフトボール大会に参加した時のものです。
一回戦はナガラ様と13対14で惜敗でした。(渡辺は一番奥の帽子です)

 編集後記

名古屋城 インタビューでは、CADチーム、CAMチームそれぞれのメンバーの方から貴重な意見を伺うことが出来ました。 積極的にCADmeisterをご利用いただいており、活発な企業様という印象を受けました。
更なる効率化に向けて、CADmeisterで支援できれば、と思います。
 
愛知県名古屋市と言えば名古屋城が有名です。数年振りに眺めましたが、金、緑、黒のコントラストが美しいと改めて感じました。 金のシャチホコの高さは、約2.6mもあるそうです!
 

取材担当  牧野

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