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お客様事例

2009年7月1日公開

型割・電極工程でのCADmeister活用方法

金型設計にはCADmeisterが一番。
今後の開発も期待しています。

会社概要
株式会社長津製作所
http://www.nagatsu.co.jp/
所在地
本社工場・営業所
神奈川県川崎市中原区中丸子57
代表者
代表取締役会長 牧野 俊清
取締役社長 山野井 清
創業
1950年7月27日
事業内容
プラスチック・マグネシウム合金用精密金型の設計・製造およびプラスチック成形加工

 ユーザー様紹介

プラスチック精密金型の設計製作

株式会社長津製作所は、カメラや携帯電話などプラスチック精密部品について、 金型の設計から加工、部品の成形から解析もおこない、プラスチック金型業界を代表するリーディングメーカーです。
工作機械は最高レベルの機種を採用し、サブミクロンレベルの加工精度を実現。 加工精度を検証するための高性能測定機器も配備し、高精度の品質を維持しています。 また、関東経済産業局の戦略的基盤技術力高度化支援事業の委託を受け、 ナノレベルの超精密金型の開発プロジェクトをかわさき新産業創造センターにて進めています。
 

 CADmeister活用方法

型割工程でCADmeisterを使用

本社工場CAD/CAMセンターでは、モールドベース部分は設計グループ、キャビ・コア含む製品周りはCAMグループが設計。 このように分業することで、並行設計をおこない短納期を実現しています。
 
小川氏が所属するCAMグループでは、製品形状を受取後ブロックをキャビ・コアに型割しています。 型割工程では、非パラ環境でCADmeisterを使いレイヤやグループ機能を活用しています。
 
「まずキャビ・コアの部品ごとにレイヤを分けます。 個々の部品について設計変更があった場合、過去のデータは消さずに、グループを分けて残しています。 またCADmeister V4.0からグループ名で昇順・降順にソートできるようになり、作業効率が良くなりました」

 CADmeister導入の効果

サーフェス・ソリッドの両方に強いシステム

小川氏は、サーフェス・ソリッドどちらの機能も強いところがCADmeisterの一番のメリットと言います。
金型作成はCADmeisterが一番向いています。 他CADも複数持っていますが、サーフェスかソリッドのどちらかに偏っています。 複雑な面であってもCADmeisterで作れない形状はほとんどありません。 操作で困ることもほとんどありません。 ヘルプを見なくても操作できていますが、ヘルプの中の『応用操作』は大変参考になります」
 
また、フィレットはずしコマンドをよく使用しているそうです。
「キャビ・コア設計では、製品の抜き勾配付けが絶対必要で一番重要な部分です。 勾配角度を変更するときには、すでに掛けたフィレットを戻さないといけません。 フィレットはずしコマンドはまだ発展途中という感もありますが、だいたいのデータはピン角に戻せていて助かっています」

 電極コマンドを内製

電極形状から加工指示書の出力・加工データの自動転送まで

長津製作所では、今から約4年前までは電極を2次元で設計していましたが、干渉のない電極を作ることで加工ミスを削減するために3次元設計化を決めました。
3次元設計の実現のため、CADmeisterのカスタマイズ機能を利用して電極コマンドを内製しています。
 
コマンドは次のようなものです。
電極は、先端形状と土台形状を分けて作ります。 先端形状を作成後、先端形状に合った土台形状が自動計算で作られます。 先端形状と土台形状は、キャビコアなど周囲との干渉も考慮されて作られます。 そして加工指示書に貼り付けるための電極画像をキャプチャーします。
 


 

その後CAMで加工情報を付けると、加工指示書の自動作成と現場へ加工データの自動転送をおこないます。 放電加工機を使う人へ電極位置情報を自動送信し、電極の芯出しもできるプログラムになっています。
「本格運用はまだ開始したばかりですが、人間の手作業の工数は半減できると予測しています」

 CADmeister・UELへ期待すること

データ交換(直接変換)を標準機能に

データ交換の直接変換を使用している小川氏は、次のような要望をあげます。
「直接変換をオプションではなく、標準機能にして欲しいです。 また、操作も[登録][取込][確認]の作業が必要になっていますが、もっと入力数を減らしていただけると作業が楽になります」

 今後の展望、抱負

若い人への技術の伝承

「社員は約1/3が50歳代で、残りの多くは20歳代です。 50歳代の団塊世代の技術力は素晴らしく、そのため高品質を保つことができています。 団塊世代はあと数年でいなくなってしまうので、それまでに若い人へいかに技術を伝承するかが課題です。
 
この本社工場では、設計だけでなく、工作機械や成形機、解析の設備まですべて整い、自分で設計したものを実際に「もの」として目にすることができます。 また、国家資格『プラスチック成形技能士 特級』の有資格者など技術力の高い社員も多く、技術の習得には最適の環境です。 この環境を活かしつつ20歳代の技術レベルを上げていきたいと考えています」

 担当営業より一言

神奈川県をメインで担当させていただいております厚木ES所属営業の日下です。
厚木ESは、本厚木駅徒歩5分ほどのところに立地しているビルの3階にあり、メンバーは営業3名、SE2名の計5名で活動しています。
 
長津製作所様には精密金型製作に関して大変多く勉強させていただいております。 また、会長の牧野様とは営業担当となる以前から金型工業会にてご一緒させていただき、多岐にわたりお世話になっております。
 
担当させていただき半年とまだ日は浅いですが、これからも長津製作所様のものづくりに、微力ではございますがお役にたてるよう、ご支援させていただきます。
 
写真は会社のフットサル部で栃木へ合宿に行った際に撮影したものです。
仕事・スポーツ共に全力で取り組んでいます!

 編集後記

インタビュー後の工場見学で、ワイヤ加工、放電加工、計測、熟練の方の研磨工程、WAXでの成形確認工程等々とても分かりやすい解説をいただきながら拝見し、 緻密な技術を目の当たりにしました。
 
カメラの鏡筒についても詳しく教えていただきました。 私はちょうどデジタル一眼レフカメラが欲しいと思っていたところだったので、ますますその想いが強くなりました。
 

取材担当  牧野

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