お客様事例
お客様事例
2009年10月1日公開
日本の強みは、粘り強さ、くじけない心。
高品質なものを作るために製作側もユーザー側も妥協しません。
高精度なプラスチック部品の金型設計・製作
新潟大成では、事務機、通信機器、自動車部品等精度の高さが求められるプラスチック製品の金型設計、製作をしています。
2006年10月に3次元CADソフトウエアとして初めてCADmeisterを導入。
モデリングから型構造設計までの業務をカバーするライセンス「DESIGN-PKG」を利用し、樹脂金型設計をおこなっています。
理想に一番近いシステム
2次元、2.5次元での金型設計から、さらに品質・スピード・信頼性を向上するためには3次元CADが必要と感じ、導入を検討したと社長の鈴木氏は言います。
「10社程度のCADを比較してみてどのソフトウエアも一長一短があると感じた中で、一番理想に近かったのがCADmeisterでした。
特にパラメトリック機能で3次元モデルの形状変更がすぐできる点は良いです。
他には、取引先の多くがCADmeisterを使用しているためデータ交換の工数がかからない点や、
周りで3次元CADを使用している人たちの評判が一番良かったという点も選択した理由の一つです」
国産システムならではの操作性の良さ、サポートのこまやかさ
2次元設計から3次元化への移行は大変スムーズだったそうです。
設計担当の村山氏は、国産システムならではの操作性の良さ、サポートのこまやかさが良いと言います。
初めての3次元でしたが大変分かりやすいシステムで、これまで問題なく設計できています。
疑問点はたいていヘルプで解決できます。
具体的なモデリング手法を知りたいときには、コールセンターのサービスを利用しています」
2次元機能の簡素化と自由度の高い編集機能
CADmeisterへの一番の要望として、村山氏は2次元機能の簡素化を挙げます。
「一つ一つの操作でもう少しオペレーション数を少なくして欲しいです。
あとは、線・面の編集をもっと直感的におこないたい。
具体的な数値が分からなくても移動、延長できると助かります」
UELからの情報提供については次のように言います。
「次バージョンでどのような機能がリリースされるかは非常に気になります。
CADmeisterニュースやホームページで公開されますが、これは今後も続けてください。
また、他のユーザ様からの質問や成功例などをもっと公開していただけると、自社の参考にすることができてうれしいです」
日本の技術でしかできない金型づくりを
新潟大成の今後の課題は、個々の社員のレベルアップと鈴木社長は言います。
「現場で経験を積んだり、熟練者が指導したり、必要であれば専門の学校へ行くなどして、設計も加工もレベルアップを図りたい。
また、異なる企業間で一定期間社員を交換することも良いのではないかと考えています。
個人の総合的な技術力も向上しますし、人と人、企業と企業といった横のつながりも広がり、地域発展にも結び付くと思っています」
そして海外の状況に目を向け、日本の技術力とその展望を次のように語ります。
「現在は中国、韓国、そして特に台湾でモノづくり市場が拡大していると感じています。
金型を作る国は増えつつあります。
ですが、日本が負けない部分は多いと思います。
例えば、粘り強さ、くじけない心。高品質なものを作り上げるために、製作側もユーザ側も妥協しません。
お互い切磋琢磨して技術力を向上しているのではないでしょうか。
これからは、日本の技術でしかできない金型づくりをしていかなければなりません」
新潟ESの倉井です。
新潟ES発足と同時に新潟県内担当として3年目になります。
CADmeisterユーザ様には金型以外にもいろんなこと(秘?)を教えて頂きながら楽しく仕事しております。
新潟大成様のある十日町市は自然豊かで雪まつりも有名です。
魚沼産こしひかりなど食べ物も大変おいしいところです。
新潟大成様より車で2分、隠れ家的な雰囲気のとってもおいしい蕎麦屋さんを見つけました。
東日本営業部で一番の食通某SE(ただの大食い?)に太鼓判を貰い、今回は編集長の”まっきー”から『星3つ!』頂いちゃいました。
新潟大成様にお邪魔させて頂く楽しみが1つ増えました。
自社内のみならず、周辺地域、そして日本全体の技術力へ目を向けている社長の言葉が大変印象的でした。
また、CADmeisterの開発だけでなく情報公開についても積極的におこなっていかなければならないと感じました。
新潟大成様の最寄駅である越後湯沢は、歴史も長く北陸方面への乗継もできる大きな駅であり、駅弁の種類も豊富です。
私は釜めしを選んだのですが、容器はひもを引くと温かくなる加熱機能付き!
5分後には熱々の釜めしをいただくことができました♪最近の駅弁技術の進化に感嘆した1コマでした。
取材担当 牧野